189人
ライオン航空610便墜落事故|189人の尊い命が失われました
あの日から 8 年
2018年10月29日の朝、インドネシアの首都ジャカルタを飛び立ったライオン航空610便(ボーイング737 MAX 8)が、離陸から約13分後にジャワ海へ墜落しました。乗客と乗員あわせて189人全員の尊い命が失われました。
何が起きたのか
610便は、ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港から、バンカ島のパンカルピナンへ向かう国内線でした。朝6時すぎに離陸してまもなく、機首が何度も下がる動きをくり返し、操縦士はそれを立て直そうとし続けました。しかし機体は高度を保てなくなり、西ジャワ州カラワンの北の海に落ちました。
機体は、引き渡されてから3か月ほどの新しい飛行機でした。インドネシア国家運輸安全委員会(KNKT)は約1年かけて調べ、2019年10月に最終報告書をまとめました。
数字が語ること
KNKT の最終報告書と、調査に加わったオーストラリア運輸安全局(ATSB)によると、乗っていた189人全員が亡くなりました。
- 乗客:181人
- 乗員:8人(操縦士2人・客室乗務員6人)
- 犠牲者:189人(全員)
報告書は、原因を1つにしぼらず、いくつもの要因が重なったと結論しました。機首の角度をはかるセンサーが正しい値を示していなかったこと、そのセンサー1つの値だけで機首を自動で下げる仕組み(MCAS)が動いたこと、その仕組みについて操縦士への説明や訓練が足りなかったこと、前の便で起きた不具合が十分に伝わっていなかったこと、などです。
約5か月後の2019年3月10日には、エチオピア航空302便(同じ737 MAX 8)も墜落し、157人が亡くなりました。2つの事故で、あわせて346人の命が失われたことになります。
忘れないために
2つめの事故のあと、737 MAX は世界中で飛ぶことを止められました。アメリカ連邦航空局(FAA)は2019年3月13日に運航を禁じ、ソフトウェアの改修や、操縦士の訓練の見直しなどを確かめたうえで、約20か月後の2020年11月18日に禁止を解きました。
この事故は、「1つの部品がこわれても、大きな事故につながらない設計にすること」「新しい仕組みを、使う人にきちんと伝えること」「小さな不具合の報告を、次の人へ確実に渡すこと」の大切さを、空の世界に深く刻みました。どれも、飛行機だけでなく、私たちの毎日の仕事や暮らしにも通じる教訓です。
犠牲になられた189人の方々のご冥福を心からお祈りいたします。
Never Forget Number では、この数字「189」を記録します。
数字の出典
この数字を、忘れないために。
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