6300 台風ハイエン(台風30号)|Guiuan, Philippines

6,300人 台風ハイエン(台風30号)

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台風ハイエン(台風30号)|6,300人の尊い命が失われました

あの日から 12 年

2013年11月8日の夜明け前、猛烈な台風ハイエン(日本では台風第30号、フィリピン名「ヨランダ」)が、フィリピン中部のビサヤ地方に上陸しました。強い風と、5メートルをこえる高潮が海辺の町をおそい、6,300人の尊い命が失われました。

目次

何が起きたのか

台風は、11月8日午前4時40分ごろ、東サマール州のギワンに最初に上陸しました。中心付近の風は最大で時速約280km、瞬間的には時速約315kmに達したと記録されています。台風はほぼ1日かけて、東・中部・西ビサヤ地方を横切りました。

とくに大きな被害を受けたのは、レイテ島とサマール島の東側の海岸です。レイテ州の州都タクロバンでは、5メートルをこえる高潮が「津波のように」町へ押し寄せ、家や道路、電気や水道を一度にこわしました。12時間たらずで250mmの雨が降った地域もあり、土砂くずれや鉄砲水も起きました。

数字が語ること

フィリピンの国家災害リスク軽減管理評議会(NDRRMC)は、この台風による死者を6,300人と確認しています。そのうち5,877人は、レイテ島やサマール島がある東ビサヤ地方の方々でした。

死者の数は、遺体が見つかり、地元の役所が記録を届け出るたびに少しずつ増えていきました。2014年4月の NDRRMC の報告(第108報)では、死者6,293人、行方不明者1,061人、負傷者28,689人とされ、その後の集計で6,300人となりました。地元では、実際の犠牲はさらに多いという報告もあります。

  • 死者:6,300人(NDRRMC)
  • 行方不明者:1,061人(NDRRMC 第108報)
  • 被災した人:約1,608万人(44州・591市町)
  • 家を離れて避難した人:約410万人
  • 壊れた家:約114万戸(全壊約55万戸)

忘れないために

ハイエンは、記録に残る中でも最も強い台風のひとつでした。そして、多くの命をうばったのは、風だけでなく、海から押し寄せた高潮でした。台風の「強さ」だけでなく、そこから生まれる「水の危険」をどう伝え、どう早く逃げるか。この台風は、世界にその問いを残しました。

高潮は、台風の強い風と低い気圧で海面が持ち上がり、陸に流れこむ現象です。日本でも、海辺や川の河口に近い地域では、台風が近づいたら早めに高い場所や丈夫な建物へ逃げることが命を守ります。ハザードマップで、自分の家が高潮で浸かるかどうかを確かめておきましょう。

犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。

Never Forget Number では、この数字「6,300」を記録します。

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