77歳
ジョン・グレン 77歳で再び宇宙へ|77歳、ふたたび宇宙へ
あの日から 28 年
1998年10月29日(日本時間30日)、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターから、スペースシャトル・ディスカバリー(STS-95)が打ち上げられました。乗組員の1人は、77歳のジョン・グレン。36年前、アメリカ人として初めて地球を回った宇宙飛行士です。当時、77歳は宇宙へ飛んだ人の最高齢でした。
この数字の物語
グレンは1921年、アメリカ・オハイオ州で生まれました。NASA の最初の宇宙飛行士「マーキュリー・セブン」の1人に選ばれ、1962年2月20日、宇宙船「フレンドシップ7」で地球を3周しました。飛行時間は約4時間55分。アメリカ人として初めての地球周回飛行でした。
その後グレンは政治の道に進み、1974年からオハイオ州選出の上院議員を4期つとめました。そして議員の任期の終わりが近づいた1998年、77歳でもう一度宇宙へ向かいます。
この飛行には、目的がありました。宇宙では、骨が弱くなる、体を守る力(免疫)が落ちる、眠りが乱れるといった変化が起きます。これは年をとったときの体の変化とよく似ています。NASA は、77歳のグレンの体を宇宙で調べることで、宇宙飛行と老化の関係を研究しようとしたのです。
同じディスカバリーには、日本の向井千秋さんも搭乗していました。向井さんにとっては1994年に続く2度目の宇宙飛行で、宇宙医学や生命科学の実験を担当しました。
数字が語ること
「77」は、グレンが2度目の宇宙飛行に出たときの年齢です。NASA は、グレンを「当時、宇宙を飛んだ最高齢の人物」としています。
- 1962年2月20日:フレンドシップ7(40歳)アメリカ人初の地球周回、3周
- 1998年10月29日:ディスカバリー STS-95(77歳)打ち上げ
- 1998年11月7日:ケネディ宇宙センターに帰還(地球を134周)
1度目と2度目の飛行のあいだは、36年。この最高齢の記録は、2021年に民間の宇宙旅行で82歳の人が宇宙へ行くまで、20年以上破られませんでした。グレン自身は、たった1人の調べでも「調べないよりはいい」と考えていたと伝えられています。
グレンは2016年12月8日、95歳で亡くなりました。
この数字に会いに行く
グレンが1962年に乗った宇宙船「フレンドシップ7」は、アメリカ・ワシントンのスミソニアン国立航空宇宙博物館に収められています。ディスカバリーが飛び立ったフロリダ州のケネディ宇宙センターでは、いまもロケットの打ち上げが続いています。
「年をとったから、もうできない」のではなく、「年をとった自分だからこそ、役に立てる」。77歳で宇宙へ向かったグレンの姿は、いくつになっても挑戦できることを教えてくれます。
Never Forget Number では、この数字「77」を記録します。
数字の出典
この数字を、忘れないために。
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