853席
最大座席数 エアバスA380 最大853席|853席を認められた空の巨人
あの日から 19 年
2007年10月25日、シンガポール航空のSQ380便が、シンガポールからオーストラリアのシドニーへ飛び立ちました。使われたのは、客室がすべて2階建ての超大型旅客機エアバスA380。これがA380の初めての商業飛行でした。A380が乗せられる座席の数は、最大で853席と認められています。
この数字の物語
A380は、ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスがつくった、世界最大の旅客機です。エアバスによると、長さは約73メートル、翼の端から端までは約79.8メートル、高さは約24メートル。機体の前から後ろまで、上の階と下の階の両方に客室が続いています。
853という数字は、2006年3月、ドイツ・ハンブルクで行われた非常脱出の試験から生まれました。853人の乗客役のボランティアと20人の乗員が、暗くした格納庫の中で、16ある非常口のうち半分の8つだけを使って機体から脱出しました。全員が外に出るまでの時間は、80秒足らず(エアバスの発表では78秒)。この結果をもとに、ヨーロッパ航空安全機関(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)が、A380の最大座席数を853席と認めました。
そして2007年10月25日、シンガポール航空の初号機がSQ380便として就航します。この最初の便の座席の多くはインターネットのオークションで売られ、その収益は慈善団体に寄付されました。報道によると、この便には約455人の乗客が乗っていました。
数字が語ること
853席は、すべてをエコノミークラスの座席にした場合の「上限」です。実際の航空会社は、ファーストクラスやビジネスクラスなどを組み合わせ、もっと少ない座席数で使っています。たとえばANAのA380は、4つのクラスで520席です。
- 最大座席数:853席(2006年、EASA・FAAが承認)
- 初の商業飛行:2007年10月25日 シンガポール航空SQ380便(シンガポール→シドニー)
- 大きさ:長さ約73m、翼の幅約79.8m、高さ約24m
- つくられた数:251機(14の航空会社などへ引き渡し)
A380の生産は、2021年12月にエミレーツ航空へ最後の1機が引き渡されて終わりました。つくられたのは全部で251機。それでも、853人を乗せられると認められた旅客機は、A380のほかにありません。
この数字に会いに行く
A380は、いまも世界の空港で見ることができます。日本では、ANAが成田-ホノルル線に、ウミガメの絵が描かれたA380「FLYING HONU」を飛ばしてきました。空港の展望デッキから、2階建ての窓がずらりと並ぶ姿を探してみてください。
たくさんの人を、一度に、遠くまで運びたい。その夢を形にした853という数字は、空の旅の歴史に残る、ひとつの到達点です。
Never Forget Number では、この数字「853」を記録します。
数字の出典
この数字を、忘れないために。
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