「唐山大地震」(拼音: tángshān dìzhèn, タンシャン・ディーヂェン)
1976年7月28日3時42分(中華人民共和国の現地時間)に中華人民共和国河北省唐山市付近を震源として発生したマグニチュードMw7.5の直下型地震が発生し、242000人もの尊い命が失われました。市街地を北北東から南南西に走る断層に沿って大きな右横ずれが発生し、当時有数の工業都市であった唐山市は壊滅状態となりました。20世紀最大の地震といわれています。
発生原因は、未知の断層であった「唐山断層」という傾斜走向断層の活動により地震が起きたと見られ、北北東-南南西方向に走る地中断層が長さ120kmにわたって生じ、地表にも長さ8km・幅30mの断層が形成されました。その最大変位量は水平方向1.5m、上下方向0.7mにも達したと言われています。
死者数は、中国政府の発表によると242000人とされていますが、アメリカの地質調査所の推計では、655000人に達したという情報もあります。犠牲者の多くは耐震性の低い煉瓦造りの家の下敷きとなって命を落としました。地震により、唐山特別市はほぼ壊滅状態となり、北京を含む広範囲で家屋が損壊した。唐山市内では未補強の建造物の85%以上が倒壊・損壊しました。土壌の液状化も発生し、砂が噴出して農作物に影響を与えたたほか、道路や鉄道、橋、ダム、井戸なども被害を受け、経済的損失は約30億中国元と推定されています。
「唐山大地震」は、2011年に映画が製作されています。当時を再現した映画です。犠牲者、ご遺族、中国の方々、お辛い思いがあるかと思います。ただ、決してわすれてはいけないこと、世界中はこの事実を知っておくべきこととして、ご覧になられる方は、是非ご視聴ください。
本当に、二度と起こってほしくない出来事となりました。犠牲になられた方々の御冥福を心からお祈りするとともに、御遺族に対し謹んでお悔やみ申し上げます。
追悼の意を込めて、「決して忘れてはいけないこと」、「決して忘れてはいけない災害」として、 Never Forget Number 242000 を掲載致します。
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